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あさな・にすい
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お仕事のヒト
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ぐーたら。
自己紹介:
棺おけに片足突っ込みつつあるお年頃。
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まさらなる譜面開けば音の符の羅列は招く長き対話を


地図と譜の厳格にして与へたる迷う自由と止める自由と


試しては止め戻っては止め戻るけんかと平和さらう一日


ふと聴こゆ耳を凝らして辿る音指は目覚めり鍵(キー)を求めり

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辿り着き力抑えて緩やかに包む我が手に語る温もり


血の叫び流れる画面に眺め入る膝の我が髪ゆくり撫でつつ


生まれいづ道帰り来ぬ空に似る胎内探る指は震えん



泥に滑りつつ上る
屋上の隅に硝子砕け広がる
雨を避け目を細め
遠く地を眺む皆霞み朧なる
轟音去る黒い空
空ろに見えれど雲は風に常に流る
確かに日はそこに在れど
手に映る影は指す事も無し
厳かにも見ゆ水落つ石の道に
老いた者車押しゆるり歩き出す
鉄を積む蛇の如き腕伸ばし
静かに機動す青き男の群れ
始まりも終わりも何処在るらむ
額に手かざせばほんの一日は過ぐ
軒並べる家々は囲みの内に潜み
気だるい湿気ただ沈み蒸し
生き物はかくして世に浮かび漂うのみ
渓流に飛沫(しぶき)声立て
白く散り風と上る
樹の香漂う谷底
ぽつりと家屋店開け
命減らしたる町人(まちびと)は
川に棲む魚(うお)口にす

横たわる石の椅子冷たし
高く臨めば空葉の隙間より覗く
明日思へば自(おの)ずから目(まなこ)閉じ
廻る脳裏に懐古は最早無く
歩く先の橋は揺れ軋みたれど
帰る元には憩いあるべし
ただ浮かぶ山間の水場の如し
灯り薄くして堅牢なる窓押し開く
赤く点滅せる高き塔立ち並ぶ
遠く旅行く電車どもひっそりと
横たわり時過ぐるを待つ
人皆小雨に光る傘背負いて
人の気配求める者人避けし去る者
その影おぼろに揺れ目下に浮かび
ふと帰る家の無き事思い出させん
誰ぞ待つ足の向く先
恩讐に縁取らる因縁も傘の如き
低き音立ち込めり人の棲む場は混沌なり
肘に頬乗せしばし孤独観ずれば甘し
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