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プロフィール
HN:
あさな・にすい
性別:
女性
職業:
お仕事のヒト
趣味:
ぐーたら。
自己紹介:
棺おけに片足突っ込みつつあるお年頃。
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跳ねる音する光る靴
濃い色に縁取られし頬の女支う
若き魚に似て一時の目眩の如き花
恐れるもの無く闇にすら溶けり
惑い隠し毎夜露に濡れ
時間の酷きに耐えかねん
世に流布す布は常にまといつき
雌という名の元と聞きし
装束に踊らされる生き物とす


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人の手に生(な)る色彩の
濁り混ぜ震え伝わり
筆先の伝わる線描
絡まりて交差し広がる
溝を成す刃の緩やかな
動き力漲り
集まれり色の集成
厳かにこちら眺める

陸の奥に古の岩肌
雨に砕け水と流る
川底転がりて斜面滑り
大河の裾にて潮に呑まる
やがて潮引き渦は風と移り
岩は終に砂とし石隗に混じる
月日流れ水無き土地から人も離れ
孤独に悩みたる砂ども空に舞う
再び人の棲む場求め散り
人口の汚染されし大気に入る
未知の薬剤で満ちたる都会にて
砂は再び人に会い人に追われ
塵と共に溝に流れつき
思う砂漠の月の光を
差し伸べられたる女神の指先
睡蓮の葉先より滴る水の玉
白く日を浴びて転がり
観じれば収束し球となる
明日の身案じる魂あまた棲む
息は渦巻きその星を旋回さす
いずれ帰る池の花の群れ
泡なれど瞬く様貴き一粒なり
金色の衣裾翻し女神その様眺めり

甲殻代わりの衣なる
骨と皮にて包まるる
内側淡く七色に
揺らぎて刻々変化なす

水の鏡に映りたる
塊幾度と観て来ぬ哉
奥に動かぬ核在るも
光の加減は其を隠す

星の地上の一角に
空仰ぎつつ横たわり
常に脈打つこの隗の
出自の由来を思い浮く

俯き風の激しきに
嘆きてもがき捩れるも
地に伏す手をもて返す時
懐かしむべき柔らかな
泥土は匂ふ生の味わい

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